呼吸法で動悸が楽になった(体験談)
不安感から動悸がして苦しい
何年か前から出てくるようになった不安感からの動悸。
心理的ストレスがかかると脈が速くなりドキドキ感がするもんですよね。
普通はある程度で慣れて症状も落ち着くのですが、
自律神経失調症になってからは、ストレス耐性が低くなってしまったのか、
体調の悪い時が続くとこれからの仕事のことや生活のことなどが頭をめぐってしまい
過剰に身体不快症状が出てくるようになり、さらに症状が強くなるを繰り返すようになってしまったんです。
その中の一つに動悸があるのですが、胸の圧迫感やザワザワ感のような状態を伴いドクンドクンと耳に響く脈の音が聞こえてくるアレです。本当に気持ち悪いのです。
そうなるともちろん仕事は地獄です。自営で接客業のため顔は笑顔で悟られないようにしなくちゃなりません。苦しいけど我慢してやるしかないのです。仕事もいつもの何倍も疲れてしまうんですね。
そういう時は安定剤(抗不安薬)の力を借りて仕事をするしかないのですが、これがまたよく効くのです。
しかし、
短時間で効果が薄まってくる上に薬が抜けてくるときの離脱症状が結構きついのですよ。
だからといって効果が切れたらまた飲むなんてことしてたら依存が強くなりどんどん量も多くなって危険ですからできません。あくまでも頓服として本当にピンチの時しか使わないようにしているんです。
長時間型の抗不安薬もあるのですが、自分は眠気ばかり強く効果もその割に感じにくかったので今は飲んでません。
長期間のベンゾジアゼピン系の使用は依存が形成されるのでSSRIやSNRIの抗うつ薬への変更を試した時もありましたが身体が震え汗が出て動けなくなるなどセロトニン症候群のような状態になり続行不可能になりました。
そんなわけで症状の出ている時はほとんどの時間我慢して仕事をしている訳なんです。
しばらく落ち着いていた時期もあったのですが去年から度々登場するようになって参っていました。
初めての感覚だ
症状がきついときが続くと朝はとにかく憂鬱で目が覚めたとたん汗が出て動悸が始まるというパターンが毎日続くのです。朝が特に辛いのです。
ある朝のことですが、いつものように不安な気持ちから激しい動悸がして苦しくなっていました。
いつもなら我慢か薬ですが、その日は呼吸法で対処してみようと、ゆったりとソファーにもたれかかり呼吸をしていました。
口をすぼめて長く息を吐いては鼻で吸ってを繰り返していたんです。
特に、吐く息の時に身体の力が全て抜けて「体が溶けて流れていく」イメージを頭に描きながら長らくの間呼吸をしていました。
そのうちどれほど時間が経った頃か、なんだか急に体の変化を感じ始めたんです。
胸の苦しさがだんだん楽になっていき、あれほど息苦しかった呼吸が穏やかになってきたんです。
もちろんドキドキしてた心臓の音もだんだん聞こえなくなってきました。
体のこわばりが全て無くなり脱力して、まるで海の上に浮かんでいるかのような感覚につつまれているのです。
(あれ?なんだ?すごく気持ちいい…ずっとここにとどまりたい…)
寝てた訳ではありません。意識はしっかりとあります。
初めての感覚にびっくりしました。
あれほど苦しかった症状が抗不安薬無しで楽になったのです。
我慢と薬しかない生活だったのが、
呼吸
という今まで当たり前すぎて意識もしなかったものが、その時の自分のピンチを救ってくれたのですよ。
もっとも、その後また苦しくはなったんですが、一時的とはいえ苦しい時から脱出できたのはすごく大きいことでした。
可能性は未知数かも
もっとも、呼吸法は心の安定をもたらす効果があるのは証明されているから当然のことかもしれません。
しかし半信半疑だったことも事実です。
だから、自分でその効果の一部を体験できたということが大きかったですね。
なにより、これから続けていくモチベーションとなる出来事でした。
苦しい時、とにかく逃れたい一心で気持ちが焦って自分自身を必要以上に追い詰めていたのかもしれません。
しかし結局は同じことの繰り返し、ぐるぐる思考の罠にはまってしまったような毎日。
その中で出会った呼吸法。
逆に焦る気持ちを一旦抑えて、自分の呼吸に注意を向けて静かな空間で身体を休ませる、
とにかく身体の力みを極力抜くことで、今までと違った身体の状態を感じられることが分かったのです。
普段している呼吸ってホントに当たり前にあり、勝手に自律神経が動かしていて生きてはいるのですが、
悲しいことに、そのものに意識を向けてないから気付けていない最重要な存在なんですよ。
(当たり前じゃなく有るべくして有る)
ストレス社会では得てして自分を犠牲にしてでも頑張らなければいけない時もしばしばあるでしょう。
みなさんも様々な悩み事やストレスを感じ身体の不調を抱えながらでも一生懸命に毎日を送っていらっしゃいます。
しかし、少し立ち止まってみて、少しだけでも自分自身の身体の感覚に注意を向けてみるのもありかもしれません。
逃れることのできない生活の中で、少しの時間でも日々頑張ってくれている自分の身体に感謝し、
安らぎを与えてくれる呼吸法についてもっともっと知りたくなりました。

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