自律神経失調症は安心することで緩和する(体験談)
自律神経失調症になってしまった体験談
そんな病名あるんだねと、そんな感じの認識しかありませんでした。それまでは。
[自律神経失調症]
まさか自分がそうなるなんて思ってもいませんでした。
誰でもそうでしょう、元気な時はいつまでも今が続くと思ってるし
若い時は自分が老けていく想像なんてしませんよね。
しかし突然にその時は来るものです。
病気でも事故やケガ、大切な人との別れなど色々。
後で考えたら伏線(前ぶれとか)もあるかもしれませんが、意識して感じ取れるのはその時が起こった時なんですよね。
これは私の体験談ですが
自分の場合も考えてみたら伏線はありました。
睡眠が浅く眠れた気がしない。
肩首が凄く痛く凝りもひどい。
ふわふわしためまいが強弱あれど毎日のように出てくる。
たまに原因が解らない不安に襲われる。
倦怠感でやる気が起きないこともしばしば。
など、日常の生活に不快感として現れていました。
これが自律神経失調症の前ぶれだとはつゆ知らず、
何をすることもなく好き放題して生活していたんですよ。
その時までは。
発症に至るまでの経緯
ある日の睡眠中に夜中に寝返りをうった瞬間に頭がグラ~んと揺れたのです。
寝ていましたから一瞬ビックリしましたが、またいつのまにか寝ていました。
朝が来てベッドから起きようとした瞬間に天と地が分からなくなりベッドに倒れこんでしまいました。
何が起こったか分からずパニックになったのです。初体験でしたから。
いつものフワフワしためまいと違い、視界が回転するように動くめまいなんです。
後になって分かったのですがBPPV(良性突発性頭位めまい症)が発症した瞬間でした。
以前から患っていた(これも後になって分かった)PPPV(持続性知覚性頭位めまい症)とは違う症状です。
これは何なんだ!
流石にこれは仕事どころじゃ無くなった、動けないしどうしよう、今日の予約も一杯なのにと絶望感のようなものに押しつぶされたのを覚えています。
病気よりも今後の生活のことで頭が一杯になったのです。
自営業ですので簡単に休む訳にはいかないし、休む=収入が途絶えるになってしまう
子供は大学生が二人、家のローンも沢山残ってる、お客さんにも迷惑をかけてしまう...。
瞬間にそんな考えがでてきて動悸が止まらなくなってしまいました。
その日はお客さんをキャンセルさせて頂き休みましたが、
次の日は頑張ってやるしかないと仕事をしたのです。
少し症状は治まっていましたが不安が強く朝から落ち着きなく仕事を始めました。
それからの日々は朝が来るとまた酷いめまいが出て仕事ができなくなるのではと目が覚めるのが怖くなる毎日でした。
それからというもの、日を追うごとに様々な症状に見舞われていきます。
「早くこの症状を治さなければヤバい」
吐き気のような胃の不快感、食欲が著しく低下、手や足から大量の汗が出る、強い倦怠感、フワフワめまいの悪化、コロナ渦による接客業への圧迫のストレスなどが続き体は疲れ切っていました。
そして、
半年後くらいに不眠症になってしまい、全く眠れなくなってしまったのです。
眠らないまま仕事をしていて倒れました。
限界でした。
その後休業することになったのです。
今となって思うこと
その後休業している間は早く治して仕事を再開しなければという思いが強くて、
これはなんの病気なのか、原因はなんなのかと何か所も病院を巡り歩きました。
各科で色々な検査を受けても出てくる結果は原因不明。
病院では自律神経失調症という診断名は無いのですね。
あくまでも器質的疾患を診ているのであって、各科でそれがなければ異常無しになってしまうみたいです。
こんなに苦しいのに分からないことが更に不安とストレスを増長させて症状も更に悪化していく。
精神科でお薬を処方してもらい強い睡眠薬で強引に寝る毎日に絶望感しかなかったことを憶えています。
今思い返すと本当に焦りがすべての症状を悪化させていたんだなと感じますね。
それしか見えない状態、寝てる時以外はすべて症状のことを考えネットで調べまくっている、もう他のことを考える余裕も全く無い、まさに追い詰められている状態。
ご飯も食べる気がしないからどんどん痩せていくし、体力なんてどんどん削られていくのにエネルギーチャージできてない、そんな状態でどうやって身体が回復していくのですか。
これじゃぁ身体も休まらないから、自己治癒力を発動することもできませんよね。
そんなことも解らないほどに余裕が全くない状態になってしまってたのです。
そして、
[焦り]
これが全ての元凶だったのが分かったのは、その後何か月も経ってからでした。
どうあがいても良くなってこない、探しても探しても見つからない
そんなのが続き、
「もぅ、しょうがないわ、少しこのまま様子見るしかないわ」
と思い始め、身体の力を抜きなるべく気にしないようにして寝転んでました。
あれだけ原因究明しようとネットにかじりついていたのも止めて、一切見ることも無かったんですよ。
身体は色々な症状が出てるので苦しいですけど、少し無理しながらウオーキングをほんの少しとか、ストレッチや軽い筋トレを辛い中でもちょっとづつやり始めたんです。
よく懸垂バーにぶらさがっていました。けっこうきついのでその時はぶら下がることに集中して他の事を考えることがなかったような気がします。
やってる最中は苦しいけど、終わった時にほんの少し気持ちよさが出てくるんですよね。
それにネットを見ないことで脳の負担が和らいだのかもしれません。
そんな毎日を送っていたところ、少しだけ調子が変わってきた感じがしました。
症状がひどい時は寝てばかりで体も固くなってただろうし、体を動かすことで筋肉が柔らかくなって血行が良くなってなのか分かりませんが、なんか全身の緊張がほどけて身軽になった感覚はありました。
焦っていたことで常に身体がガチガチの24時間戦闘モードになり、神経の興奮がいつも続いていた為に呼吸が浅くなり血行が悪くなる、そして色々な自律神経失調状態が出てきて治らなかったのかなと。
今思い返すと焦りがすべて悪い方へ導いてしまってたんだと思います。
その頃は
「悩んで楽にならないなら悩む必要ないんじゃない?」
ということに気付いた時でもありました。
身体の力みがほぐれていくように感じたのを憶えています。
長い間悩んでいましたから、すぐにそう思い込むことはできませんでしたが、
ふと、悩みこんでしまっているのに気づいた時「悩む必要なかったんだ」と思い返して、ただ身体の辛さを我慢するだけを繰り返していましたね。
そのうち少しづつ体が少し楽な日が増えたような感じでした。
食欲も全然無かったのが少しお腹が減るのを感じれたり、
テレビを見る余裕も少しは出てきたりして、今日は気持ちの余裕があったなと自分でも思える日々がやってきました。
すぐに回復するんじゃなくて、かなりゆっくり回復していく感じでした。

今は自律神経失調症はケガとかと違って、ある一定の時間が来れば治るわけじゃないと今は考えてます。
自分の内面の状態が症状となって色々なところに不快感として現れるものなんだということに気付けば対処の仕方も変わってくるんじゃないかと自分は思いましたね。
今もまだ回復途中で偉そうなことは言えませんが、自律神経失調症の方は焦る気持ちを少しでもいいので抑えて肩の力を抜いて呼吸法でもしてみると何か変化が出てくるかもしれませんよ。

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